発想を転換すれば知識の範囲内の英語である程度のことが表せるとわかっていても、カチカチになった頭を柔軟にするのは大変だと思うかもしれません。
しかし、細かなこだわりを捨てて表現にある程度妥協することができれば、あとは視点を変えて表現する練習をするだけで、次第にそのコツがつかめてくるはずです。それを紹介しておきます。
まずはじめに、難しそうな英語の表現は直訳しようとせず、子供にもわかるようなシンプルな日本語に置き換えましょう。
そうすることが英訳の大きな手助けになるといえます。日本語が難しければ英語も難しくなって当然です。
よって、難しい表現は日本語そのものを簡単にすることから始めましょう。
たとえば、「帰宅途中に本屋へ立ち寄った」という文は「家に帰る前に本屋へ行った」に変えればずいぶん訳しやすくなります。
「転職しようか迷っている」という文は、「転職」や「迷う]で戸惑いそうですが、「仕事を変えようかと考えている」とすれば中学英語で十分に表すことができます。
このように、日本文を自分なりにかみ砕いて表せば、英訳が多少なりとも簡単に感じられるはずです。