広がっていってしまう悪性の円形脱毛症もある

円形脱毛症は、その原因となるものが取り除かれれば、自然と治ってくるとされています。しかし、中には次々と広がっていってしまう悪性の円形脱毛症もあるのです。

この判断をするのが抜け毛の根元を見るという方法です。悪性の円形脱毛症の場合、抜け毛の根元がハサミで切ったように、スッパリと鋭い切り口になっています。自然な抜け毛は、根元に毛根がついているため、このような鋭い形にはなりません。

人間の髪の毛は、もともと自然に抜け替わるような仕組みになっています。成長、退行、休止という3段階を繰り返し行っているのです。この休止の時期に入ると、古い毛は抜けていきます。

「抜けなければ、減らないのに・・」と思ってしまうかもしれませんが、古い毛が抜けてくれないと、新しい毛も成長してこられないので、これは仕方ありません。抜けた分、成長しているわけですから、髪の総量には大きな変化は起こらないのです。

また、1箇所だけまとめて抜けてしまうようなこともありません。人の身体は、なんともうまいバランスが働いています。

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