バストのある者という意味で哺乳類と呼ばれる

科学者もバストについて何か発言しなくてはならない時代がありました。18世紀、その功績が今も色琵せないスウェーデンの分類学者リンネは、動物の分類に”乳房の〃という意味の言葉を用いました。

ロンダ・シービンガーが書いているとおり、リンネは当時知られていた哺乳類の共通の特徴からほかのものを取りあげることもできたはずです。

毛の生えたという意味でても、耳の穴のあいたという意味としてもよかったし(哺乳類の中耳は三つの骨から成る独特の構造をもつ)、四つの心室をもつものということもできました(これには特別な名称をつくらなかったし、たぶんつくれなかった)。

ですが、リンネが当時の人びとに笑われながらつけた名前のせいで、私たち人間と毛の生えた胎生の仲間は、バストのあるものという意味で哺乳類と呼ばれるようになりました。

それは啓蒙主義の時代のことで、リンネはすばらしい着眼点でバストを取りあげたのでした。

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